ほとんどの方が購入型のクラウドファンディングを
利用されると思いますし、それで十分だと思います。
がしかし、案外調べてみると、
・エンジェル投資家に簡単になれたり
・利回りの高い融資が出来たりと、
知っているだけで”ワクワク出来る”ものが
ありましたので、備忘がてらまとめてみました。
クラウドファンディングを利用する借り手側のメリットは、大きく下記3つだと思います。
・過去の実績に関係なく融資が得られる
・スピーディな資金調達が可能
・銀行より安い金利で融資を受けられる
それを踏まえて、
「自分には何がおすすめかな」と考える
参考になればと思います。
ではここから簡単に説明すると、
主に下記の4つの種類があります。
1.寄付型 リターンはなし 社会性の高いプロジェクトがほとんど。
【こんな人におすすめ】
起業家(借り手):被災地支援やボランティア活動、研究活動を継続、拡大したい人
投資家(貸し手):上記を応援したい人
2.購入型 リターンはサービスやグッズ、商品など お金以外 かなり自由度の高いプロジェクトが多い。
【こんな人におすすめ】
起業家(借り手):やる気・元気・熱意みたいな人
投資家(貸し手):そういう人を応援したいし、お金以外の心の通ったリターンがほしい人
3.融資型 リターンは毎月の金利額 今はほとんど不動産投資だった。。。
【こんな人におすすめ】
起業家(借り手):なし
投資家(貸し手):不動産の動きに詳しい人
4.株式型 リターンはIPO時、M&A時の株式売却益 ベンチャー企業の未公開株の購入ができる。
【こんな人におすすめ】
起業家(借り手):IPOやM&Aを目指しているベンチャー経営者
投資家(貸し手):3~5年掛かるが、当たればでかい投資がしたい人
1.寄付型(リターンなし)
日本は
被災地支援やボランティア活動、研究のための資金調達など
社会性のあるプロジェクトが流行っている状況でした。
・絶滅危惧種を救いたい
・地震災害への支援をしたい
・福島の子どもたちに自由な遊び場を提供したい
といった活動をされている方は、ぜひチェックしてみて下さい。
有名所は、このあたりです。
JAPAN GIVING、Readyfor Charity、Good Morning by CAMPFIRE
2.購入型(リターンあり)
企画者がたてたプロジェクトに対して
投資者が出資をする際、その見返りとして
お金以外のリターンを得ることが出来ます。
例えば
商品、グッズ、サービスの割引などを得ることが出来るのです。
購入型で使われる仕組みは2つあり
「All or Nothing型」 と 「All In型」 の2パターンです。
前者は、目標金額を達成しない場合は全額返金でプロジェクトは不成立になります。
後者は、目標金額を達成しなくてもプロジェクトの成立が認められます。
CAMPFIREやReadyfor、朝日新聞社が運営するA-portやMakuakeなどが有名所ですね。
3.融資型(ソーシャルレンディング)
資産運用したい個人(投資家)から小口の資金を集め、
それを大口化して借り手企業に融資する仕組みです。
ちなみに、不動産投資クラウドファンディングが多いです。
金銭的リターン(利回りの分配)を毎月得ることが出来るのでいわゆる投資商品の一つです。
しかも、最小投資額は1万円から と元本が少なくても始められます。
例えば、15%の貸出金利で融資を行った場合、毎月運営会社の利回り分5%が引かれた10%分が投資家に返済されるといった具合に、資産運用が出来ます。
しかし、運用期間が終了するまでは解約できないため
いつでも換金できるといった株式投資とは異なる特性があります。
そして、もちろん貸し倒れリスクが発生します。
がしかし、クラウドファンディングの運営事業者もそこをわかっていて、投資商品の審査や運営実績がなかなかすごく、貸し倒れの率が0%のところが多いです。
有名所は
SBIソーシャルレンディング、オーナーズブック、クラウドクレジット、maneoです。
4.株式投資型
ベンチャー企業が資金調達の方法として、未公開株を提供する
代わりに資金を募る仕組みのクラウドファンディングです。
投資家は、出資先企業の詳細な情報を確認した上で投資を行い、
未公開株を取得できます。
個人に少額で投資できる環境が開放されることで、
企業・サービスの初期段階から応援でき、
かつ将来的にリターンとして売却益を得る可能性が
できるというメリットがあります。
「あなたもエンジェル投資家になりませんか?」なんて感じです。
バイアウト時の売却益や上場時のストックオプションなど
当たればものすごくでかいと言わざるを得ません。
なのでもし、「これは!!!!」と思う企業があったら
あなたの投資家としての目利きを信じて投資してみるのはありなのではないか?
またエンジェル税制の優遇を受けれるため
売却益が出た場合などに税金の優遇措置を受けることが出来ます。
具体的には
所得税の計算を行う際の所得額から控除されたり
株式譲渡益から控除されますのでそのままゴリッとお金を得られるということです。
しかし、投資した企業がIPOやM&Aが出来ない限り売却はできませんので
「時間がかかる」というのは傾向としてあります。
有名所は、
FUNDINNO、EMERADA EQUITY、GO ANGELあたりでしょうか。
あとがき
今回は以上になります。
今後、クラウドファンディング周りの活発化は確実に起きていきますので、私も随時チェックしていこうと思っています。
そして、もしあなたも「やりたいこと」が見つかっているのであれば一度クラウドファンディングを利用した資金調達をやってみるのはどうでしょうか。
ただ生きるだけでは人生は豊かにはならないと私は信じています。
そして、賢明な投資家の皆様。皆様の応援力(資金力)が日本をこれから大きく変えていくことは間違いないです。ぜひ、「応援したい!」と思った人がいたら、少額でもいいので応援してあげてほしいです。
「みんなで盛り上げていく」文化祭のノリで社会が動いているなんて最高だと思いませんか?
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