こんにちは、メラゾーマ鈴木です。
今回、クラウドファンディングの支援者とLINE@登録者の一部を招き、ニューハーフみずきさんと恋する絵描き福井伸美さんを迎え、これまたクセの強い忘年会を行って来ました。
もちろん開催場所は、クセの強い街です。
その名も 吉祥寺。
街を歩くと、20年近くやってるという蛙グッズの専門店があったり、自転車屋なのにワインが大量に売られていたりと
みんなクセありすぎて、逆に僕らが浮くという人生史上3回目くらいの経験をさせていただきました。
キチ祥寺の皆様、本当にありがとうございました。
さて今回は、タイトル通り2018年12月15日に行ったクセの強い忘年会の様子をエッセイ形式で書いてみました。
巻末に、当日ニューハーフみずきさんが話した、「深イイ♡話 the movie」もおつけしております。ぜひお楽しみ下さい。
イベント開始5分前に準備が終わる
当日、朝目覚めた我々は驚愕することとなる。
「今日、イベントやるっていうのに、準備が全くできていない・・・」
起床した私はすぐに行動をせず、まずはタバコを1本ぷかー。心を落ち着かせるのだ。慌てるといいこと無いよ。
そう自分に言い聞かし、眠い目をこする。
風がやけに冷たい。
15時に吉祥寺で待ち合わせしようとヒャダルコ関口氏と連絡を取り合う。
15時、吉祥寺に到着する。
向こうから、深いダメージを負った顔をした男が歩いてくる。
ヒャダルコ関口氏である。
ヒャ「チャリで来た」メラ「そうか・・・」
朝の挨拶を済ませ、我々は、吉祥寺駅南口のドン・キホーテへ向かう。
言い忘れていたが、私はドン・キホーテが大好きである。
ドン・キホーテで服も整髪剤も帽子も揃えてしまうほどである。
ここ一年のうち、ドン・キホーテで購入した白Tと黒Tで三〇〇日ほど過ごしていた。
それほどに、なぜ自分がドン・キホーテを愛するのか。
それには深い理由がある。
これから、徐々にお伝えしていければと思う。
ドン・キホーテについた我々は、事前にやり取りしていた購入物リストを見ながら買い物をする。
氷、炭酸、コーラ、チューハイ、ビール、生ハム、乾き物
これらをカートに詰め込み、レジに並ぶ。
前の人がワインを一二本買っている。
二人で
「居酒屋経営してる人かな?」
という会話をした。←まじで無意味な会話
これが後にあんなことになるとは、この時はまだ知る由もない。
その後、イベント会場へ到着。すでに一六時。
まずい、まだイベントの具体的な進行方向が全く決まっていない!
さぁどうする?
メラゾーマとヒャダルコはここで一服をした。
これまでの経験から、慌てるとろくなことが起こらないということを知っていたのだ。
あとは、メインディッシュだ。
こんなときのドミノ・ピザ。
読者の皆さんには言っていなかったが、私は無類のドミノ・ピザ好きである。
社会人4年目までは、年中無休でドミノ・ピザを頼んでいた男である。
ドミノ・ピザは、毎回クーポンでLサイズが半額になる恐ろしいシステムでリピート利用を促進してくるため
私は彼らのマーケ戦略にどっぷりとハマり、抜け出せないでいた。
そんな私を救ってくれたのが、先生。
そうピザーラ先生である。
私がよく好んで食べていたドミノ・ピザの高麗カルビ。それを超えるのがピザーラのプルコギピザである。
ただし、今回は私が食べるのではないのだ。
だから、テイクアウトにした場合、2つ買うと2つ無料で付いてくるドミノ・ピザにした訳なのだが、
ここで問題が発生した。
吉祥寺周辺にテイクアウト可能なドミノ・ピザが無い。
我々が膝から崩れ落ちていると、西荻窪の方から声が。
ドミノ・ピザ西荻窪店「私はここにいるよー」
一瞬、青山テルマかと思い、郷愁の想いに包まれた。
いや、違う、これは西荻窪へ行けという啓示だ。
これだ!これしかない!
幸い、ヒャダルコ関口氏が自転車で来たこともあり、早速ドミノ・ピザでピザを予約した。
ヒャダルコ関口氏が取りに行くことに。
寒いから手袋を渡し、無事に帰って来てくれることを祈るのみ。
気がつくと私は、イベント会場で、faavo(クラウドファンディングの運営会社でイベントの会場を貸してくれた)の担当である広瀬女史と他愛もない話をしていた。
「机どこがいいですかね?」と聞くと、丁寧に答えてくれる。
「ホワイトボードとかどこがいいですかね?」と聞くと、明るく答えてくれる。
「今日のイベント、何すればいいですかね?」と聞くと、無言で笑顔を返してくれた。
さぁここからが正念場だ。
イベントの進行をどうするべきか。
仲間はいない。
あたふたしていると、ヒャダルコ関口氏が帰宅。
両手に華(ピザ)を抱えさっそうと現れるその姿、まさに港区おじさん。
我々は、まず、外に出て、一服をした。
取り敢えず、一杯飲もう。
意見も一致した。
入ったドイツビールのお店にWifiがあることを確認し、パソコンの電源を入れる。
資料作成である。イベントまであと1時間。
やはり我々、お酒が入ると強い。
30分ほどでまとまる。
我々のポテンシャルの可能性は確信に変わった。
さぁ、もうあとは、会場の設営だけだ。
食事を並べたり、お酒を置いたり、プロジェクターにパワポを写したり、腕を組んで考えるふりをしたりした。
そうこうすると、恋する絵描き福井伸美さんがいらっしゃったようだ。
「寒いねー」
「寒いねー」
と、まずはお互いの安否確認から。
こういう他愛もない会話は大事である。
彼女は今回、自身の絵画を持ってきてくれた。
会の後半で参加者たちが仲良くなったところで、絵画の解説をすればみんな福井ちゃんの絵が好きになるだろう。
そう思ったのである。
歓談トークショー歓談でほとんど歓談(笑)
ということで、イベントの進行内容を決めた我々は福井ちゃんと一緒に、絵の設置をした。
福井ちゃんやはりさすがである。
何度も個展を開いたりしているだけあり、10分ほどで設営は完了。
キュートな笑顔で、ナイスガイな女性である。
足元お留守でバッドなガードのヤムチャとはぜんぜん違う。
そうこうしていると、ついに参加者が来始める。
一番乗りは、荒井さん(女性)だ。
私の第2のお母さんである。
そして次に現れたのは、ニューハーフみずきさんとそのお友達のニューハーフさん。
一気に、場に緊張が走る。
「みずきさん、今日はよろしくおねがいします!」
「ちょっと迷ったわ・・・」
そう、ちょっと迷うのがこの街のいいところ。
人生に迷うことはないが道には迷う、そんなおちゃめなみずきさんを、備え付けの椅子に座らせしばらく放置。
私は、お酒、ツマミ、食事を机に設置し、椅子も準備しなくてはいけないのだ。
どんどん参加者が部屋に入ってくる。
18時05分。
すでに、部屋には10名以上の参加者がスタンバイ。熱気に包まれていた。
では、ついに、乾杯をしようではないか。
「はい、では皆さん、本日はクセの強い忘年会ということで、忘れたい過去全部話していきましょー、かんぱーい」
\かんぱーい/
ついに、ついに始まってしまった。
ヒャダルコ関口氏とメラゾーマ鈴木人生史上初の自分たちのイベントである。(あ、二回目だったw)
ニューハーフみずきさんの話のクオリティに全員泣く
前半の30分の歓談では、何事も起きずただただ皆、下を向きうつむくばかり。
お仕事何をされてるんですか? と聞くと、はい、行政書士を少々 とお見合い会場かなにかと間違えているのか?
勢いが足りないんだ、ガソリンを投入せねば
そう思った我々はついにあの最終兵器、メラゾーマの二丁目遊びが生んだ奇跡、ニューハーフみずきの深イイ話♡の投入である。
私はみずきさんの耳元でそっと呟く
「みずきさん、そろそろ」
「まちくだびれましたよ」(フリーザ風に)
完全な意思疎通がとれた瞬間、ヒャダルコ関口氏が剛声を上げる。
「じゃ、トークショーいきまーす」
「みなさんこちらを御覧ください」

話のネタタイトルを事前に書き出しておいた。
「さぁみなさん何から行きましょうかね」
きた、きた、きた!!!!!
・
・
・
1時間。
それはあっという間の出来事。
一般相対性理論によると、光の速さは秒速30万キロメートルで一定である。
そのかわり、時間は伸び縮みするという。
我々はまさにその、時間がギュッと凝縮された空間にいた。
吉祥寺が崩壊するのではないかというほどのドッカンドッカン。
抱腹絶倒し床で痙攣しながら倒れている者が現れる始末。
faavoの広瀬さんも、仕事をするふりをしてドアを開けて笑っている。

「あー、幸せだな」
私はそう感じていた。
結局最後まで、歓談だった
そうこうするうちに、ネタもすべて出尽くした。
参加者全員の顔は、普段使わない顔の筋肉を使いすぎたためか、いくらかだらしなく緩みきった顔をしている。
こんな時にこそ、アートである。
福井ちゃんに、彼女が描いた絵の解説をしてもらう。
「みなさん、席をお立ち下さい。」
僕らと福井ちゃんが作り上げた簡易的ではあるが、バルコニーにある小さくまとまったかわいいお庭のような、そんなギャラリーへ参加者を誘導する。

さぁ、みんな、いまこそアートを体感しようじゃないか。
「あーこれかわいー」
「歌舞伎町によくいる女の子って感じね」
「この絵は何をモチーフにして・・・」
良かった。
みんななんかくっちゃべってる。

よし、私の役目は終わった。
そうして全ては終わった。
だがもう一つ、もう一つ仕事が私には残っている。
そう。
ニューハーフみずきの深イイ話♡の動画を撮影したのだ。
音声が聞き取りづらかったため、字幕を入れなくてはいけない。
10分の動画に3時間。
字幕作業が終了し、youtubeに非公開アップ。
そうして出来上がったのが、下記である。
字幕設定を日本語にして御覧ください。
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